「直腸がん」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。
大腸は大きく「結腸(けっちょう)」と「直腸(ちょくちょう)」に分かれます。直腸癌は、このうち肛門に近い約15〜20cmほどの部分(直腸)に発生する悪性腫瘍です。 日本人の大腸がんの中でも、直腸がんは結腸がんと並んで非常に頻度が高いことが知られています。
直腸は便が溜まる場所であり、肛門に近いため、結腸がんと比較して自覚症状が出やすいという特徴があります。
最も頻度が高い症状です。便に赤い血液が混じったり、お尻から出血したりします(痔と勘違いして発見が遅れるケースが多々あります)。
腫瘍によって腸が狭くなることで、便が出にくくなったり、逆に下痢っぽくなったりします。
便の通り道が狭くなるため、鉛筆のような細い便が出るようになります。
便が出きっていないような、常にお腹やお尻が重い感じ(しぶり腹)が続きます。
直腸がんのリスクを高める要因には、以下のような生活習慣や遺伝的背景が挙げられます。
赤肉(牛・豚・羊など)や加工肉(ハム・ソーセージなど)の過剰摂取、高脂肪・低繊維な食事。
過度の飲酒、喫煙、運動不足、肥満。
50代以降から罹患率が増加します。
家族に大腸がん(結腸がん・直腸がん)にかかった人がいる場合、リスクが高まります。
早期発見や進行度(ステージ)を調べるために、以下のような検査が行われます。
健康診断などの検診で行われる、便に目に見えない血液が混じっていないかを調べる簡易検査です。
肛門からカメラを挿入し、直腸の粘膜を直接観察します。病変が見つかった場合、その場で組織を採取(生検)してがんかどうかを確定診断できます。
バリウムと空気を肛門から注入し、レントゲン写真を撮ってがんの正確な位置や大きさを調べます。
がんの周囲への広がりや、リンパ節・他の臓器(肝臓や肺など)への転移がないかを確認します。
がんの進み具合(ステージ)や、がんが直腸のどの位置にあるか(肛門からの距離)によって治療方針が決まります。
がんが粘膜の表面に留まっており、リンパ節転移の可能性が極めて低い「早期がん」の場合、大腸カメラを使って内視鏡的に切除します。
最も標準的な治療です。がんを含む直腸と、周囲のリンパ節を綺麗に切除します。近年では、傷口が小さく体への負担が少ない「腹腔鏡下手術」や「ロボット支援手術」が多く行われています。
がんが肛門に非常に近い場合、肛門を一緒に切除して永久的な人工肛門が必要になることがあります。しかし、医療技術の進歩により、できるだけ肛門を残す手術(肛門括約筋温存手術)が選択されるケースも増えています。
手術の前にがんを小さくしたり再発を抑えたりする目的(術前補助療法)や、手術が難しい進行がん・再発がんに対して、進行を抑える目的で行われます。
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