「大腸ポリープ」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。
大腸の粘膜にできる隆起(ふくらみ)のことです。ポリープにはいくつか種類があり、大きく分けると将来的にがん化するリスクがある「腫瘍性(腺腫など)」と、基本的には良性の「非腫瘍性(過形成性など)」に分類されます。早期に発見し、その性質や大きさに合わせて適切な処置を行うことが重要です。
大腸がんの多く(約90%)は、この良性の腺腫が数年かけて大きくなり、その一部ががん化することで発生します。がんが含まれている確率(担がん率)は、ポリープの大きさに比例して高くなります。
5mm以下: がんの確率は1%未満と極めて低いです。
5mm〜10mm未満:
がんの確率は約1%〜10%です。
10mm(1cm)以上:
がんの確率が10%〜30%以上に跳ね上がり、治療の緊急度が高くなります。
主に直腸やS状結腸にできる5mm以下の小さな「過形成性ポリープ」は、基本的には良性であり、がん化のリスクは非常に低いため経過観察となることもあります。ただし、以下のケースでは注意が必要です。
注意が必要なケース:
「10mm以上の大きいもの」や「大腸の右側(上行結腸など)にできたもの」は、将来がん化するリスクを伴う「SSL(無柄鋸歯状病変)」と呼ばれる前がん病変である可能性が高くなります。
見極めの重要性:
通常の良性な過形成性ポリープと、前がん病変である「SSL」は、内視鏡の見た目(画像)だけでは正確に見分けることが困難な場合があります。そのため、当院では医師の適切な判断のもと、積極的に切除して病理検査を行う方針をとっています。
当院では、10mm未満の比較的小さなポリープ(腺腫やSSLなど)に対して、高周波電流(電気)を流さずに金属製の輪(スネア)で物理的に切除する「コールドポリペクトミー」を行っています。
電気による熱のダメージがないため、術後の出血や腸に穴が空く(穿孔)といった偶発症のリスクが極めて低く、安全性の高い日帰り切除が可能です。
がん化のリスクが低い小さな段階で芽を摘んでおくことで、将来の大腸がんを未未然に防ぐ(ゼロ次予防)ことができます。
切除したポリープは回収し、顕微鏡で詳しく調べる「病理組織検査」へ提出します。万が一、ごく一部に早期がんの成分が含まれていた場合でも、根元まできれいに切除できていることが確認できれば治療は完了となります。
10mm(1cm)を超える大きなポリープや、高度な病変・がん化が強く疑われるポリープについては、電気を流して粘膜ごと切除する「EMR(内視鏡的粘膜切除術)」や、より専門的な内視鏡治療(ESDなど)が必要となります。
当院で検査を行った結果、このような大きなポリープや精密な治療が必要な病変が発見された場合は、患者さんの安全を最優先に考え、高度な専門治療や入院設備が整った連携基幹病院へ速やかにご紹介し、確実な治療を受けていただける体制を整えています。
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