「脂肪腫(リポーマ)」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。
脂肪腫は、皮膚の下(皮下組織)にある脂肪細胞が増殖してできる良性腫瘍です。筋肉の中にできることもありますが、多くは皮下に発生します。
体中にできる可能性があり、特に背中、肩、首、腕、太ももなどによく見られます。
感触: 触ると柔らかく、弾力があり、指で押すとツルツルと動く(可動性がある)のが特徴です。
痛み: 基本的には無痛です。ただし、腫瘍が大きくなって周囲の神経を圧迫したり、血管が豊富なタイプ(血管脂肪腫)だったりする場合は、痛みや違和感を伴うことがあります。
成長スピード: 年単位でゆっくりと大きくなります。
同じ「皮膚のしこり」としてよく比較されるのが 粉瘤(アテローマ)です。
| 特徴 | 脂肪腫 | 粉瘤 |
| 正体 | 脂肪細胞のかたまり | 皮膚の袋に溜まった角質や皮脂 |
| 感触 | 柔らかい、境目がやや曖昧 | やや硬い、はっきりした球状 |
| 開口部 | なし(皮膚の表面は変化なし) | あり(中央に黒点状の穴が見えることがある) |
| 臭い | なし | 潰れると強い悪臭がする |
| 炎症・感染 | 滅多に起こらない |
多くは触診や視診でアタリをつけられますが、より正確に調べるために以下の検査を行います。
超音波(エコー)検査:
しこりの大きさや深さ、血流の状態を手軽に確認できます。
MRI・CT検査:
大きなものや、筋肉の奥深くにある疑いがある場合、周囲の組織との位置関係を詳しく調べるために行います。
良性腫瘍なので、小さくて症状がなければ経過観察でも問題ありません。しかし、自然に消えることはないため、根本的に治すには外科的な手術(切除術)が必要です。
摘出手術:
皮膚を切り開き、脂肪の塊を包んでいる膜ごとキレイに取り除きます。通常は局所麻酔を用いた日帰り手術が可能です。
手術を検討するタイミング:
見た目が気になる(美容上の問題)
服や下着に擦れて邪魔になる、または痛む
急激に大きくなっている(※稀に悪性腫瘍である「脂肪肉腫」の可能性を否定できないため、検査が必要です)
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