「肛門皮垂」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。
肛門皮垂(こうもんひすい、skin tag)とは、肛門の周囲にできる皮膚のたるみ(余分な皮膚のしわ・突起)のことです。
肛門皮垂ができる最大の原因は、肛門周囲の皮膚が一時的に腫れ、その腫れが引いたあとに皮膚だけが伸びた状態で残ってしまうことです。具体的には以下のようなきっかけで起こります。
肛門の外側に血豆(血栓)ができて激しく腫れた後、血豆が吸収されて腫れが引いたときに皮膚がたるんで残ります。
切れ痔が何度も繰り返されると、傷の周辺が慢性的に炎症を起こし、その外側の皮膚が肥厚して突起(見張りイボとも呼ばれます)になります。
出産時のいきみや、慢性的な便秘による強い怒責(いきみ)によって肛門がうっ血し、その後たるみになることがあります。
基本的には良性の皮膚のたるみであるため、痛みがなければ放置しても医学的には問題ありません。しかし、以下のような困りごとが生じることがあります。
皮膚のしわの間に便が残りやすくなり、衛生的に保ちにくくなります。
便が残りやすくなったり、気になって拭きすぎたりすることで、周囲の皮膚が荒れてかゆみや痛みの原因になることがあります。
下着に擦れる感覚や、お尻を洗うときに触れる突起物としての違和感があります。
症状が特になく、本人が気にならない場合は治療の必要はありません。排便コントロール(便秘や下痢の改善)や、お尻を優しく清潔に保つといった生活習慣の改善が主になります。
ただし、以下のようなケースでは治療(主に手術)が検討されます。
強い違和感や、かゆみ・炎症が繰り返される場合
衛生面でどうしても支障がある場合
見た目が気になる場合(美容的観点)
治療を行う場合は、日帰りでの「皮垂切除術(外科的な切除)」が行われるのが一般的です。もし上記ケースであればご相談ください。
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