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脱肛

脱肛について

脱肛(だっこう)とは

脱肛とは、主に内痔核いぼ痔)などが進行し、肛門の外へ飛び出してしまった状態を指します。

主な原因

便秘によるいきみ、激しい運動、立ちっぱなしの仕事、出産などにより、肛門を閉じるクッション部分(肛門クッション)が弛緩して支持組織が壊れ、外へ脱出するようになります。

症状

出血、肛門の違和感や不快感、下着の汚れ、痛みなどを伴うことがあります。

進行度

  • 初期は排便時に飛び出しても自然に戻ります。

  • 進行すると指で押し込まないと戻らなくなり、最終的には常に脱出したまま(嵌頓痔核:かんとんじかく)になります。

脱肛の治療法

保存的療法(初期・軽度の場合)

  • 生活習慣の改善: 便秘や下痢を防ぐための食生活(食物繊維の摂取)、排便時に長く力まない習慣づけ。

  • 薬物療法: 炎症や腫れを抑えるための坐薬や軟膏、便を柔らかくする緩下剤の内服。

硬化療法(ALTA療法/ジオン注射)

  • 内痔核に特殊な薬剤(ジオン注)を注射し、痔核に流れ込む血液の量を減らして組織を硬化・縮小させ、元の位置に癒着・固定させる治療法です。切開しないため痛みが少なく、当院では日帰りでの治療が可能です。

手術療法(結紮切除術:けっさつせつじょじゅつ)

  • 脱出している痔核を根本から切除し、痔核に栄養を送っている血管を縛る(結紮する)標準的な手術です。再発が少なく確実性が高いですが、術後の痛みや数日〜1週間程度の入院が必要になるケースがあります。

⚠️ 脱肛と直腸脱の違い

お尻から何か出てきているのは同じで、よく似た状態に直腸脱があります。一言で言うと、「飛び出してきている組織の正体」が違います。

  • 脱肛: いぼ痔内痔核が大きくなり、肛門の外へ脱出した状態です。飛び出しているのは、血管や結合組織でできた「痔の塊(クッション)」です。痔核がある部分だけが部分的に膨らんで飛び出すため、ゴツゴツとした不整形な塊に見えます(複数箇所から花びらのように出ることもあります)。

  • 直腸脱 痔ではなく、「直腸」という臓器の壁そのものがひっくり返って肛門の外へ飛び出してきた状態です。直腸の筒がそのまま反転して出てくるため、きれいな同心円状(輪状)のしわ・ひだを持った、まとまった塊として飛び出します。

関連情報

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「脱肛」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。

tel.078-452-8898
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