「肛門ポリープ」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。
肛門ポリープは、肛門の粘膜(直腸と皮膚の境目にあたる「歯状線」付近)にできる、良性の隆起性病変(ぷっくりとしたイボのような突起)です。
大腸にできるポリープとは性質が異なり、基本的にはがん化(悪性化)する心配はありません。
肛門への慢性的な刺激や炎症が主な原因です。
硬い便による摩擦や、下痢による激しい刺激が粘膜の負担になります。
特に「切れ痔(慢性裂肛)」を繰り返すことで、その傷の周囲の組織が盛り上がってポリープを形成することが非常に多いです(見張りイボと呼ばれることもあります)。その他、いぼ痔や痔瘻(じろう)に伴ってできることもあります。
小さいうちは自覚症状がほとんどありませんが、大きくなると以下のような症状が現れます。
排便時にポリープが肛門の外に飛び出すことがあります(多くは指で押し戻せます)。
便との摩擦によって擦れると、排便時に出血や痛みを伴うことがあります。
脱出を繰り返したり、粘膜が刺激されたりすることで肛門周囲が粘液でかぶれ、かゆみの原因になります。
ポリープが大きくなると、排便を感知する神経が刺激され、便が溜まっていないのに常に便意や残便感を覚えるようになります。
良性の病変であるため、小さくて症状がない(困っていない)場合は、急いで治療せず経過観察することも少なくありません。
軽度の炎症や腫れがある場合は、炎症を抑える軟膏や坐薬を使用します。
大きくなって脱出を繰り返す、出血や痛みがひどい、便意が続いて不快、といった場合には切除手術を行います。ポリープ単体であれば、局所麻酔による比較的簡単な日帰り手術で切除可能です。
⚠️ 注意点
肛門ポリープの多くは「切れ痔」などの慢性的な炎症が引き金になっているため、根本にある便秘・下痢の改善や、原因となっている痔の治療を同時に行わないと、再発してしまう可能性があります。
もし気になる症状や排便時の脱出がある場合は、一度当院を受診ください。
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