「虚血性腸炎」に関するご相談などは、
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突然発症することが多く、典型的な経過は以下の通りです。
突然の激しい腹痛: 特に左下腹部に痛みが起こることが多いです(大腸の左側にある「下行結腸」や「S状結腸」に起こりやすいため)。
その他: 吐き気や嘔吐、軽い発熱を伴うこともあります。
大腸の壁に血液を送る血管(動脈)の血流が一時的に悪くなり、大腸の粘膜が炎症を起こしたり、ただれたり(潰瘍)することで発症します。
引き金になる要因: 便秘(排便時に強くいきむことで腸管の圧力が上がり、血流が低下する)、脱水症状、ストレス、過度な疲労など。
若年層のケース: 最近は便秘や無理なダイエット、脱水などが原因で、若い女性の発症も増えています。
多くは軽症ですが、状態によって3つに分類されます。
一過性型(約8割): 最も多いタイプ。一時的な血流低下で、適切な治療を行えば数日から1週間程度で後遺症なく自然に治ります。
狭窄型(きょうさくがた): 炎症が治まった後、腸の壁が硬くなって通り道が狭くなってしまうタイプ。腸閉塞のような症状が出ることがあり、手術が必要になる場合があります。
壊死型(えしがた): 極めてまれですが最も危険なタイプ。血流が完全に途絶えて腸が腐ってしまい(壊死)、腸に穴が空く(穿孔)ため、緊急手術が必要です。
基本的には「腸を休ませること」が最優先されます。
安静と絶食: 軽症であれば、数日間の絶食と点滴によって水分と栄養を補給し、腸を動かさないようにします。これだけで速やかに改善することがほとんどです。
薬物療法: 感染を予防・治療するために抗生物質を使用したり、腹痛に対して整腸剤などを用います。
入院の有無: 症状が強い場合や血便が多い場合は、脱水や重症化を防ぐために入院治療となるケースが一般的です。
虚血性腸炎は、大腸への血流が一時的に悪くなることで発症します。特に「便秘」と「血管への負担(動脈硬化・脱水)」が引き金になるため、日常生活での以下のケアが予防に繋がります。
便秘の解消(いきみを減らす): 排便時に強く「いきむ」と、腸管内の圧力が急激に高まり、大腸への血流が妨げられてしまいます。日頃から水分や食物繊維を意識して摂取し、便通を整えることが最も重要です。
こまめな水分補給: 体が脱水状態になると血液がドロドロになり、微小な血管の血流が悪くなりやすくなります。特に夏場や運動前後、高齢の方は、喉が渇く前にこまめに水分を摂るよう心がけてください。
生活習慣病の管理: 高血圧、糖尿病、脂質異常症などは、血管が硬くなる「動脈硬化」を進め、虚血性腸炎のリスクを高めます。持病の治療や、バランスの良い食事・適度な運動による血管の健康維持が予防になります。
虚血性腸炎が疑われる場合、あるいは症状が落ち着いた後に、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行うことがあります。主な目的は以下の通りです。
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