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外痔核

外痔核について

1. 外痔核とは?(メカニズム)

痔核 は、直腸と肛門の境目である「歯状線(しじょうせん)」より外側の皮膚部分にできたいぼ痔です。なお内痔核は歯状線より内側にできます。

内痔核 ができる粘膜部分とは異なり、外痔核ができる皮膚部分には知覚神経(痛みを感じる神経)が豊富に通っているため、小さくても強い痛みや腫れ、激しい違和感を伴いやすいのが最大の 違いです。

💡 内痔核との位置・痛みの関係

内痔核

歯状線より「内側(粘膜)」にできるため、基本的には痛まない(主な症状は出血・脱肛)。

外痔核

歯状線より「外側(皮膚)」にできるため、最初から強く痛む

2. 主な症状

お尻の強い痛み

排便時だけでなく、座る、歩くなどの日常の動作でもズキズキとした痛みが生じます。

肛門付近の腫れ・しこり

肛門の入り口付近に、コリコリとした硬いしこりや、ぷっくりとした腫れを自慢で触れて確認できます。

出血

擦れて破れた場合に、ペーパーに血がつく程度の出血が見られることがあります(内痔核のようにドバッと便器に垂れるような出血は稀です)。

3. 外痔核の種類

外痔核は、その成り立ちや状態によって主に2つのタイプに分かれます。

タイプ 状態と特徴 治療の目安
通常の外痔核 肛門外側の静脈がうっ血して腫れたもの。ジワジワとした鈍痛や腫れが続きます。 薬物療法や生活習慣の改善
血栓性外痔核 破れた血管の中に急激に血の塊(血栓)が詰まり、突然お尻に「激痛」と「硬いしこり」が生じるタイプです。 薬物療法、または血栓を取り除く簡単な処置

4. 主な原因

基本的には内痔核 と同様に、肛門付近のうっ血(血流の滞り)が引き金になります。

  • 排便時の強い「いきみ」

  • 長時間の座りっぱなし(デスクワーク、運転など)や、立ちっぱなし

  • 体の冷え、飲酒、刺激物の過剰摂取

  • 激しいスポーツや重い荷物を持つなどの急な負荷

5. 当院での治療アプローチ

① 薬物療法(保存的治療)

腫れを和らげ、痛みを抑えるお薬を使って、体への負担を最小限に抑えながら自然に小さくなるのを待ちます。

適応

痛みが比較的軽いもの、または徐々に和らいできている通常の外痔核

治療内容

  • 消炎鎮痛剤(内服薬):急激な痛みをしっかりと抑えます。

  • 注入軟膏・塗り薬:肛門の外側に直接塗ることで、腫れや炎症を鎮めます。

メリット

メスを入れないため、体への負担がなく自宅で治療できます。

注意点

しこり(血の塊や伸びた皮膚)が完全に消えるまでには、数週間から1ヶ月程度時間がかかることがあります。

② 外来での血栓除去(日帰り処置)

特に 血栓性外痔核 で痛みが非常に強く、お薬だけでは痛みが引かない場合に行う即効性のある処置です。

適応

急激に発症し、中に大きな血の塊(血栓)ができて激しく痛むもの。

治療内容

  • 肛門部分に局所麻酔を行います。

  • 皮膚を数ミリだけ微小に切開し、中に溜まった血の塊(血栓)を「ツルッ」と外に押し出します。

メリット

原因である血の塊を取り除くため、処置したその場から痛みが劇的に軽くなります。5分程度で終わる非常に簡単な処置です。

注意点

麻酔が切れたあとに数日は軽い痛みが残ることがありますが、最初の激痛に比べると格段に楽になります。

③ 手術(結紮切除術:けっさつせつじょじゅつ)

何度も繰り返して私生活に支障が出ている場合や、内痔核 と同時に大きく腫れ上がっている場合に行います。

適応

再発を繰り返す巨大な外痔核、または「内痔核」と「外痔核」が一体化してしまった複雑なタイプ(混合痔核)。

治療内容

  • 外痔核の根元を処理し、余分な皮膚やうっ血した組織をきれいに切除・形成します(当院では日帰り手術が可能です)。

メリット

お尻のしこりやたるみが根本的に消え、再発の心配がほとんどなくなります。

注意点

切除を伴うため、術後しばらく(数日から2週間程度)は排便時などに痛みを伴います。

 
※ 切らずに直す4段階注射療法(ALTA療法)は外痔核には適応はありません。

「外痔核」に関するご相談などは、
まつおかクリニックまでお問い合わせください。

tel.078-452-8898
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